「ともに生きる力」福祉教育の必要性(福祉教育サポーター養成講座)

先日(9月25日)、那珂川市社会福祉協議会主催の「福祉教育サポーター養成講座」が開催されました。

「福祉教育」という言葉を聞いたことはありますか?那珂川市社会福祉協議会では、現在小学校を中心に、子どもたちが自ら学び、自ら考える力を養う「ともに生きる力」の育成にも力を入れています。

「福祉教育」の目的は、

① 子どもたちの福祉の学びを支援する取り組み

② 住民主体の地域福祉を進める取り組み

です。未来の地域の担い手である子どもたちが豊かに育つように、また、地域が活性化し、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるようにすることです。

「福祉教育」の学習のひとつとして“福祉体験学習”を実施しています。地域に暮らす、しょうがいのある人や高齢者など様々な人と関わり、地域に住む一員として自分に何ができるかを考えるための学習です。

くるりんボに登録している団体がゲストティーチャーとして学校へ行くこともあります。どの学習においても、

「気づく」(なぜ?、どうして?、そうなんだ!)

「感じる」(こんな気持ちなんだ)

「考える」(もっとこうしよう、自分たちにできることって何だろう)

この3点を大切にしています。

「福祉教育サポーター養成講座」では、福祉教育についてや福祉体験学習の様子、サポーターの役割について学びました。また実際に高齢者疑似体験、車いす体験もしました。

参加した方からは「体験をして高齢者の気持ちが分かりました。それを知り、声かけ、見守りが必要だと感じました。」「子どもたちが体験していることを実際に体験して、こんな体験をしているんだと、とても参考になりました。」「このような取り組みを子育て世代の方にも知ってほしい。」などの感想を聞くことができました。

サポーターの方には、

① 一緒に福祉教育を学び、楽しむ

② まずは見守る

③ 必要に応じて声かけする

④ 子どもの気づきや考えを引き出し、寄り添う

ことをお願いしています。興味のある方はくるりんボに気軽にお問合せください。

自分の未来、子どもの未来、10年後、20年後の地域の「ふ(だんの)く(らしの)し(あわせ)」が当たり前のことになるといいなと思います。

人と関わることが好き、地域のために役に立ちたい、何か始めてみたいと考えている方、福祉教育サポーターも含め、活動をご紹介しますので気軽にご相談ください(^O^)