先週facebookで少しご紹介しましたが、“日本歴史の道100選”に選ばれている「肥前・筑前街道」。案内板設置セレモニー後、初のウォークをNPO法人 絆・なかがわが実施しました。
肥前・筑前街道は吉野ヶ里(佐賀神埼)から那珂川を通って博多を結ぶ道のこと。亀ノ尾峠の道は明治まで使用されていて、石畳の跡も確認されているそうです。
街道沿いを流れる川の流れによっては途中大きな石で橋が作られていたりして、昔の人たちが荷物を抱えながら この山道を歩いていたんだなと想像しながら登りました。
「大人の学び舎」は那珂川市の魅力ある人(技術者として指導している人、専門的知識のある人、ボランティアで地域にいろんな楽しい情報を運んでくれる人)と地域のみなさんが出会い、つながって、広がっていくことで、もっとすてきな市になっていくことを期待して始めたイベントです。今年で7年目。今までたくさんの方たちが参加されています。
肥前・筑前街道 亀ノ尾峠ウォークは、4年前から大人の学び舎で歴史ウォークをお願いしている下田さん(歴史ガイドボランティア、自然楽会 里山歩き隊、肥前・筑前街道を護る会)が案内してくれました。下田さんは、亀ノ尾峠の案内板設置の中心人物。案内板を設置するにあたって、街道を歩けるように整備(倒木をよけたり、大雨によって流れてきた石をよけたり、草を刈ったり…)されてきました。
“日本歴史の道100選”に選ばれているのに整備されていなければ、せっかくの歴史遺産をたくさんの人たちが知ることができない!と熱い想いをもって取り組まれています。そして、ガイドしながら話す歴史のお話もいつも面白く、参加する方も楽しまれています。
今回もいろんな時代の歴史の話が出てくるので、途中立ち止まって楽しく聞かせてもらいました。
NPO法人 絆・なかがわはこのような魅力ある人が那珂川市にいることを知ってほしいと活動しています。11月後半、12月、2月にも大人の学び舎(今後はクラフトなど)が企画されていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。